パエリアといえばムール貝やイカ、エビなどのシーフードが乗ったものを思い浮かべる方が多いと思います。
しかし現地ではバレンシア風パエリア(Paella Valenciana)と呼ばれる鶏肉とウサギ肉を使ったパエリアもメジャーでこれがまた美味しいんです。
今日はこのバレンシア風パエリアを手に入りやすい食材を使って少しアレンジしてフライパンで作ります。
そして一緒にこのパエリアによくあうアイオリソースも簡単に作れるレシピでご紹介します。
ステップは多いですが、パエリアを上手に作るポイントを余すことなく書いていますので必見です。
材料(3〜4人前)
パエリア
・米 1合
・手羽元 4-6本
・玉ねぎ 1/4個
・ニンニク 1かけ
・赤パプリカ 1/4個
・トマト缶 100g(1/4缶)
・ターメリック 小さじ1/3
・パプリカパウダー 小さじ2
・乾燥ローズマリー 小さじ1
・塩 小さじ1
・エクストラバージンオリーブオイル 大さじ1
・水 500cc
通常はサフランを使って色付けをしますが、非常に高価なので邪道ですがターメリックで代用します。
また、モロッコインゲンや一般的なインゲンを加えるとより彩りが良くなるのでオススメです。(なかった)
ローズマリーはフレッシュなものがあれば尚良いです。
アイオリソース
・マヨネーズ 大さじ3
・ニンニクすりおろし 小さじ1/4
・パセリ みじん切り 小さじ1
所要時間
60分
美味しく作るポイント
・底が平でなるべく大きいテフロン加工か鉄製のフライパンを使う(26cm以上推奨)
・野菜はお米になじむ様小さめにカットする
・手羽元をカリッと香ばしい焼き目がつくように焼くこと
・お米を入れる前に焼いた手羽元を少し煮込んで美味しいスープを取る
・お米は洗わない、炒めない、混ぜない!
・パプリカパウダーを絶対に入れる
・最後の蒸らし以外は蓋をしないで炊く
・最後に強火にかけておこげを作る
作り方
1. ニンニク1かけ、玉ねぎ1/4を粗みじん切りに。(雑に大きめでOK)
パプリカ1/4はヘタと種を取り除いて、写真のように少し小さめにカットしておく。
インゲンを入れる場合はパプリカと同じくらいのサイズにカットする。
☝️ポイント
・野菜はお米になじむ様に小さめにカットする。
ただし、玉ねぎニンニクは焦げない様にあえて雑にみじん切りにする。
2. 手羽元に塩小さじ1/2をふって下味をつける。
3. フライパンを中強火で熱し、オリーブオイル大さじ1をひいて手羽元を皮面から焼く。
4. これくらいしっかりと焼き色をつけたら、野菜を加えて炒める。
☝️ポイント
・焼き色をしっかりとつけることで香ばしさがスープに溶け出してとっても美味しく仕上がります。
5. 野菜をさっと炒めたらトマト缶100g(1/4缶)を加える。
6. さらにパプリカパウダーを小さじ2加えて全体に混ぜ合わせ、トマトの水分が2/3くらいに煮詰まるまで炒める。
☝️ポイント
・パプリカパウダーは必ず入れてください。小さじ2は結構な量です。
7. 水500ccとターメリック4振り、ローズマリー小さじ1、塩小さじ1/2を加えて沸かし、10分ほど弱火で煮て手羽元の出汁をとる。
☝️ポイント
・手羽元を煮込んだスープを後でお米に吸わせることが美味しさの秘密です。
8. 10分煮たら少し煮詰まって美味しいスープが取れているはず。味見をして少し薄いかな?という塩加減になるよう調整を。
9. スープをたっぷり吸わせる為にお米1合を洗わずそのまま加える。
10. お米が均等になるように均し、手羽元を放射状に並べる。
ここから蓋をせず中弱火で15分炊く。
☝️ポイント
・少し多めのスープで蓋をしないで炊くことで、お米が蒸れずにあまり粘らず仕上がります。また粘りを出さないために決して混ぜないこと!
11. この間にアイオリソースを作る。
おろしニンニクほんの少しに、マヨネーズ大さじ3、パセリのみじん切り小さじ1を混ぜ合わせるだけ。
12. 15分経ったら火を最弱にして蓋をして5分蒸らす。
13. 蒸らしが終わったら強火にかけて水分を飛ばしておこげを作る。
写真の右上の部分のように水気が残っている部分を重点的に焼いて、水気が飛んでパチパチと音がしたら完成!
出来上がりました!
お皿に盛ってアイオリソースをお好みでつけて召し上がれ。
いかがでしょうか?
なかなかインターネットでは本格的なパエリアの作り方って出てこないんですよね。
少し簡素化してはいますが、なかなか本格的な味わいですよ。ぜひ試してみください☺️
ちなみにレモンをかけるかどうかは日本の唐揚げレモン論争のように好みが分かれると聞いたことがあります。
お好みでレモンを添えてもいいですね。ではまた次回。
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おまけ
より本格志向のあなたへ。本物のパプリカパウダー。
スペイン産のパプリカをスモークして乾燥させてあり、まるで鰹節のような旨味と強い香りが特徴。
日本のそれと本当に全然ちがいます(高いけど)
愛用のフライパン。テフロン加工にもかかわらず保温力が鉄フライパン並みで優秀。
フランス製というのもなんとなく刺さるポイント。
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