鶏肉を旬のキノコと一緒に煮込むカチャトーラ(猟師風煮込み)のレシピをご紹介します。
ローマ風のカチャトーラはトマトを使わず、ビネガーとハーブ、アンチョビなどをきかせたキレのある煮込みです。
※トマトを使うのはトスカーナ風だそう。
もちろん家庭やお店によって様々スタイルは異なりますが、私のレシピは鶏もも肉を使い短時間で仕上げることで肉の弾力を活かす仕立て。また、キノコやローズマリーは後いれにすることで、素材それぞれの味を楽しめる仕立てにしています。
鶏肉とキノコの旨味にビネガーが効いてさっぱりと食べられる一品です。白ワインと一緒にどうぞ。
材料(2人前)
・鶏もも肉 1枚(250~300g)
・キノコ 好きなものを好きなだけ
・玉ねぎ 半分
・ジャガイモ 1~2個
・ニンニク 1かけ
・アンチョビフィレ 2枚
・ケイパー(あれば) 小さじ1
・グリーンオリーブ 6〜8粒
・小麦粉 大さじ2
・白ワインビネガー 50cc
・水 100cc
・塩 小さじ1/3
・ローズマリー 1本
鶏肉は手羽や骨つきのもも肉を長時間煮込んで骨からの旨味を出すレシピが一般的ですが、今回はより手軽な普通のもも肉を使用し、煮込み時間は10分ほどでさっと仕上げます。
キノコはブラウンマッシュルームが定番ですが、個人的には2~3種類ミックスするのがおすすめです。
今回はしめじ1/2パックとエリンギ1パックを使いました。
オリーブはお好みでブラックオリーブでも美味しく作れます。
アンチョビも便利なチューブタイプでもOK。ローズマリーも乾燥のもので代用可能です。
所要時間
30分
美味しく作るポイント
・キノコは縮むので大きめに
・とにかく鶏肉をパリッと香ばしく焼く
・キノコは一度焼いたら取り出しておいてキノコ自体に味を残す
・煮るのは中火で10分だけ
・ローズマリーは後入れで優しい香りに
・器は事前にお湯か電子レンジで温める
作り方
1. 鶏もも肉1枚を大きめのぶつ切りにして、全体に塩小さじ1/3を振っておく。
2. 玉ねぎ半分を繊維にさからって薄切りにする。
3. ニンニク1かけは潰して皮を剥いておく。ジャガイモ1~2個は皮をよく洗って芽を取ってから少し厚めの薄切りに。
キノコは石突を取り除いて大きめに手で割いておく。
4. アンチョビフィレ2枚、オリーブ6〜8粒、ケイパー小さじ1(あれば)は1まとめにしておく。
5. 玉ねぎはシリコンスチーマーに入れ蓋をして700Wの電子レンジで5分加熱する。
※シリコンスチーマーを持っていない場合は耐熱ボウルにラップをして代用してください。
6. 鶏肉の水気をキッチンペーパーで拭き取ってから全体に小麦粉大さじ2をまぶす。
・小麦粉には焼き色とソースのとろみをつける役割があります。
7. テフロンのフライパンにEXVオリーブオイル小さじ1〜2をひいて、鶏肉を皮面から並べ隙間にキノコも置いて中火にかける。
8. 鶏肉とキノコはあまりいじらずに、写真のように香ばしくパリッとなるまで焼く。
具材が縮んでスペースができたらジャガイモも一緒に焼く。
9. キノコは焼けたら一度取り出し、ニンニク、アンチョビ、オリーブ、ケイパーを加えてさっと炒める。
10. 30~40秒ほど炒めたら、白ワインビネガー50ccと水100cc、レンジで加熱した玉ねぎを加え、中火のまま10分煮込む。
11. 10分経つと、水分が1/3くらいになっているはず。
仕上げにキノコを戻し入れて、ローズマリーを加え全体に絡めながら30秒ほど煮たら完成!
12. 暖かい器に盛ってつけたら完成!
いかがでしょうか?
通常の鶏もも肉でもさっと煮込むことでお肉の旨味、食感を程よく残すことができます。
旬のキノコをたっぷり使った華やかな一品です。おもてなしにもピッタリなので是非お試しください☺️
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おまけ
超絶便利な時短グッズシリコンスチーマー。
その上メトレフランセは畳んでしまえる超有能。絶対買ったほうがいいですよ。
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