イタリア料理の基本のキであるトマトソース。
シンプルが故に奥が深く、いまいちコクがなかったり、酸味が立ち過ぎてしまったりといった経験がある人も多いはず。
今回はトマト缶を使って絶対に美味しく作れるトマトソースの秘訣と、それをあわせた基本のパスタをご紹介します。
仕上げのチーズはお好みですが、チーズなしであればベジタリアンやビーガンの方にもおすすめです。
それでは早速いきましょう。
材料(1人前)
・スパゲティ 100g
・トマト缶 半分(200g)
・にんにく 1かけ
・バジル 2〜3枚
・エクストラバージンオリーブオイル 大さじ1,小さじ1
・パルミジャーノレッジャーノ お好み
・塩 小さじ1/3
・砂糖 小さじ1/3
材料が少ないためそれぞれのクオリティはとても大事です。
トマト缶はサンマルツァーノやダッテリーニという品種のものがおすすめです。
特に表記がない場合は細長いトマトの絵が記載してあるものが、比較的煮込みに向いていておすすめです。
ホールトマトでもカットトマトでもどちらでもOK。
ただし、個体差が大きく酸味の強いものもあるので、その場合は砂糖をほんの少し加えて味を整えます。
また塩、オリーブオイル、スパゲティも上質なものを使えばグッとレベルが上がります。
おすすめのものは下にまとめて記載しておきますね。
所要時間
・20分(量が多い場合は少し時間がかかります)
美味しく作るポイント
・トマトは強火で一気に煮詰める
・パスタを茹でるお湯は味噌汁と同じくらいの塩っぱさに
・パスタを傷づけないよう、ソースを和える時は最小限混ぜる
作り方
1. にんにく1かけの皮を剥き、少し厚め(2mm)にスライスして、冷たいフライパンにオリーブオイル大さじ1と一緒に加える。
2.弱火にかけてニンニクの香り、味を引き出す。この時ムラなく火が入る様に時々かき混ぜながら火を入れる。
3. ニンニクにじっくりと火を入れて、写真のように薄く色づいてきたらトマト缶200gを加えてヘラで潰す。
4. オイルが全体に混ざる様にかき混ぜたら強火にかける。
5. 焦げ付かない様に時々フライパンのフチをヘラなどでこそぐ。
6. 5分程(量や火力によって時間は変わります)煮込むとだいたい2/3くらいに煮詰まり、少しオレンジがかってくる。ここで火を止めて塩小さじ1/3を加える
これでソースは完成。味見をして調整し、パスタが茹で上がるまで蓋をして保温しておく。
酸味が立ちすぎていると感じたら砂糖小さじ1/3を加えて調整して下さい。
7. パスタはたっぷりのお湯に味噌汁と同じくらいのしょっぱさになる様塩を入れて茹でる。あまり強く沸騰させないようにして、表記の30秒前にあげる。
1ℓの湯に小さじ2の塩が目安です。
8. パスタが茹で上がる直前にソースを沸騰直前まであたためる。茹で上がったパスタを雑に湯切りして、弱火で温めながらソースにさっと和える。
9. 器に盛ってお好みでバジルの葉2~3枚をちぎってのせ、EXVオリーブオイルを小さじ1、パルミジャーノレッジャーノを削りかけて完成!
いかがでしょうか。
ぜひ試して、感想をお聞かせくださいね。
おまけ カリカリチーズ(クロッカン)の作り方
1.クッキングシート(アルミホイルはダメですよ!)を電子レンジに入るサイズにカットし、 粉チーズ大さじ1を広げる。
2. チーズをナイフなどで細長い三角形に成形する。
3. 電子レンジ700wで1分加熱し、取り出して少し冷ます。
パスタやリゾット、サラダにトッピングすると1ランク上の仕上がりに。
もちろんこのまま食べておつまみにも最高ですよ!
おまけ おすすめ食材
・おすすめオリーブオイル1
青いフルーツのようなフレッシュな香りとオリーブ本来のスパイシーなニュアンスを感じる非常に美味しいオイル。
デイリー使いしやすい価格も◎
・おすすめオリーブオイル2
シチリア産の最高級オリーブオイル。青りんごのような香りに、オイルとは思えない強い旨み。これをかけるだけでなんでも美味しくなるレベル。高いけど価値あり。
・おすすめパスタ1
パスタの名産地、グラニャーノ産の激ウマパスタ。小麦の風味と食感がダンチです。
・おすすめパスタ2
イタリアのミシュラン星付きレストラン御用達(らしい)の最高級パスタ。
食感、小麦の香り、甘みともに全てが最高レベル。
・Microplaneゼスターグレーター
世界で1番のおろし金。これを使うとチーズは雪のようにふわふわに。
・おすすめトマト缶
カルディでおなじみの子。かなりレベル高いです。
・ゲランドの塩
世界中のトップシェフに愛されるフランス産の天然塩。
伝統的な製法で作られ、ミネラルをたっぷりと含みマイルドな塩気で旨みが強い。
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