夏にぴったりの茄子とトマトのパスタをご紹介します。
この黄金の組み合わせはシチリアでは、ノルマ風（Pasta alla Norma）と呼ばれ親しまれています。
これは大作曲家ベッリーニの傑作オペラ「ノルマ」から来ているそう。
諸説ありますが、このノルマと同じほど最高という事が語源だそう。
そんなノルマ風パスタ、伝統的なレシピは揚げ茄子の入ったトマトソースをリガトーニなどのショートパスタと合わせ、バジルとリコッタサラータという塩漬けにして熟成した羊のリコッタチーズをかけるのですが、ハードルが高いので今回は家庭で気軽に作れるように少しアレンジしています。
ぜひ試してみて下さい！超美味しいですよ！
材料（1人前）
・スパゲッティ 90g
・茄子 中サイズ1本
・トマトホール缶 100g
・ニンニク 中サイズ1かけ
・EXVオリーブオイル 大さじ1,小さじ1
・モッツァレラチーズ 1/2パック
・バジル 3~4枚
・塩 小さじ2/5
上記の通り、チーズは本来リコッタサラーたを使いますが、今回は手に入りやすく茄子との相性も良いフレッシュのモッツァレラチーズで代用しています。
モッツァレラの代わりにペコリーノロマーノやパルミジャーノもおすすめです。
所要時間
20分
美味しく作るポイント
・にんにくを弱火でじっくり加熱し香りを引き出す
・チーズが分離しないように火を止めて手早く和える
・茄子とチーズの水分を考慮してソースを濃厚にに仕上げる
作り方
1. パスタを茹でる湯を沸かす。湯には味噌汁と同じくらいの塩っぱさになるよう塩を加える。（水1ℓに対して塩小さじ2が目安）
2. 茄子1本のへたを落として、半割りにしてやや厚めに斜めにスライスにする。
にんにく1かけをやや厚めのスライスにする。
ヘタは鉛筆を削る様に落とすと無駄が少ない
3. モッツァレラチーズ1/2パックを手で一口サイズにちぎる。
4. フライパンにオリーブオイル小さじ1をひいて中火で茄子をソテーする。
あまり動かさない様にして両面に香ばしい焼き目をつける。
ソテーした茄子は一度火からおろして塩を1つまみ（小さじ1/5）しておく。
5. 茄子をソテーしたフライパンにオリーブオイルを大さじ1とにんにくを加え、火を止めたまま余熱で火を通す。にんにくから出る泡が小さくなってきたら弱火にかけてじっくりとにんにくを加熱する。
6. にんにくがしっかりと色づいたらトマトホール缶100gと茄子加えて潰しながら中火で煮詰める。
7. スパゲッティを茹でる。茹で時間は表記の1分前に設定する。
8. トマトソースが画像のようにヘラで引いた線が残るくらいまで煮詰まったら火を止め、塩小さじ1/5を加える。煮詰まりすぎた場合は水を加えて調整する。
9. スパゲッティが茹で上がる直前になったらソースを再度温めておく。
茹で上がったスパゲッティとモッツァレラチーズを加えたら火を止めてさっと和える。
10. 器に盛ってバジルの葉をちぎって散らしたら完成！
いかがでしょうか？
最小限の手間で作る、本格的なノルマ風パスタ。
ぜひ試してみて下さいね！
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