旬の菜の花を使ったパスタのレシピをご紹介します。
実は菜の花は本場イタリアでも春の定番としてよく食べられるそう。
この料理も南イタリアは長靴のカカト部分、プーリアの郷土料理で、orecchiette con le cima di rapa(オレキエッテコンチーマディラーパ)といいます。
今回は伝統的なレシピに一手間加えて、菜の花をペースト状にしてよりモダンに仕上げました。
トッピングにはチーズではなくモッリーカと呼ばれるカリカリに炒ったパン粉をかけます。
モッリーカはお好みでニンニクやアンチョビを加えてパンチを出したり、レモンやオレンジの皮を加えて爽やかに仕上げるのもおすすめです。
余談ですがプーリアに本当に行ってみたい。
見れば見るほど美しい街です。画像検索貼っておきますね。
材料(2人前)
・オレキエッテ 150g
・菜の花 1パック
・ニンニク 中サイズ1かけ
・アンチョビフィレ 3枚
・鷹の爪 1かけ
・EXVオリーブオイル 大さじ2
・パン粉 20g
このソースにはオレキエッテという耳たぶのような形のショートパスタを合わせるのが伝統的だそうですが、もちろんスパゲティやリングイネなどお好みのパスタで代用いただいても構いません。
アンチョビは便利なチューブのものでもOK。
オリーブオイルはできればフレッシュで美味しいものをお使いください。
所要時間
20分
美味しく作るポイント
・ショートパスタは表記時間ジャスト、ロングパスタは1分前に茹であげる
・ニンニクを焦がさないよう中弱火でゆっくり加熱する
・菜の花の彩りをキープするためソースは極力加熱しない
作り方
1. 菜の花とパスタを茹でる湯を沸かす。
2. フライパンにパン粉20gを加え中弱火できつね色になるまで空炒りする。
3. 菜の花1パックを3~4cmにカットし、茎と葉の部分を分けておく。
4. ニンニク1かけを粗みじん切りにする。
5. 沸騰した湯に塩を味噌汁と同じくらいの塩っぱさになるよう加え、菜の花の茎を1分茹でる。
6. 1分したら葉の部分を加えて15秒茹でてザルにあげる。
7. 茹でた菜の花の半量を茹で汁50ccと一緒にブレンダーで回してペーストにする。
(ブレンダーがない場合は省略可)
8. パスタを茹でる。
茹で時間はショートパスタの場合表記ジャスト、スパゲティ等のロングパスタの場合は1分前にする。
9. フライパンにEXVオリーブオイル大さじ1とニンニク、アンチョビフィレ3枚、鷹の爪を加えて中弱火で香りを引き出す。
・辛味が苦手な方は鷹の爪を入れなくてもOK(また、種を取り除くと辛味がマイルドに)
10. ニンニクが少し色づきはじめたら、火を止めて菜の花ペーストと菜の花を加える。
※菜の花ペーストを省略した場合は、代わりに茹で汁50ccを加えてください。
11. パスタが茹で上がったらフライパンに移し、火をつけて温めながらさっと絡める。
味見をして塩か水で調整し、味が決まったらEXVオリーブオイル大さじ1をかけて、盛り付ける。
12. パン粉をふりかけたら完成!
いかがでしょうか?
菜の花のほろ苦さにニンニクとアンチョビのコク、モッリーカの香ばしさがマッチする間違いなく美味しいレシピです。
冒頭でも書いたようにモッリーカは柑橘を加えてアレンジするのもおすすめ。
具材にイカやホタテを加えるのも美味しいですよ。
ぜひYoutubeでプーリアの動画を見ながら試してみてください。
プーリアといえばボンベッタ(肉巻き)もおすすめです!併せてどうぞ。
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